出典:eiga.com
今回は、俳優の仲代達也さんについてご紹介します。
仲代達矢さんの現在の姿に衝撃が走っています。巷で流れる死亡説などどこ吹く風で、現在では俳優界一の重鎮的な存在になった仲代達矢さんの活躍ぶりや家族(息子や娘や嫁)について詳しく調べてみました。90代に突入してもなお現役で健在でいるための秘訣は反なのでしょうか。
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仲代達矢の現在の姿が衝撃!年齢や活動内容がまさにレジェンド
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1932年12月13日生まれの仲代達矢さんは現在(2024年時点)92歳です。2017年に行われたトークショーでは、キャリアも人生も続くかぎりはやり続けると意気込みを語っていましたが、その言葉通り、2012年~2019年までは毎年1本のペースで映画に出演してきました。
そして2020年には何と、89歳という年齢では考えられない年間2本の映画(そのうちの一本である『帰郷』では主演)に出演するなど、精力的に俳優業をこなしています。
また、仲代達矢さん自身が主宰する無名塾の舞台にも立つなど、映画だけではなく演劇界全般にわたる活躍を続けている、まさに演劇界のレジェンドです。
もちろん、ただ単に俳優として何十年も舞台に立ち続けていることがレジェンドたる所以ではありません。仲代達矢さんはこれまで、数々の称号を手にしてきました。
1996年紫綬褒章
2003年勲四等旭日小綬章
2007年に文化功労者
2015年に文化勲章
俳優業を生業とする人の中でも、ここまで栄誉ある称号を与えられた人物は仲代達矢さんをおいて他にはいません。衝撃なのはここからです。
大衆芸能分野で文化勲章を受けたのは仲代逹矢さんが5人目ですが、文化勲章を受章した翌年の2016年には映画主演を果たしているのです。文化勲章を受けた後に映画主演をした俳優は、仲代達矢さんが史上初だったのです。
仲代達矢は現在俳優界で一番の重鎮!死亡説などどこ吹く風
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仲代達也さんは88歳になった今でも、まだやりたい作品が数本あるそうで、現在は山本周五郎さん作『いのちぼうにふろう物語』上演の企画を進めている最中です。
現在の妻である仲代隆巴さんが脚本を担当した作品で、無名塾ではかつて2回この作品を上演しています。仲代達矢さんの当面の目標は、90歳になっても舞台に立つだということで、現在は、定期的にメディカルチェックを欠かさず、健康には人一倍気をつかっています。
1950年代後半から現在に至る迄、ほぼ数年の絶え間無く映画に出演し続けている俳優は仲代達矢以外には殆どいないだろう。聞き書き本『仲代達矢が語る日本映画黄金時代』は好著だと思うが、恐らく泣く泣く割愛されたはずの部分も読んでみたい。
— アール・ケイ (@arukeiarukei) January 20, 2013
一部では死亡説などが出たり消えたりを繰り返していますが、そんな噂などどこ吹く風の仲代逹矢さん。好奇心も旺盛で、2020年1月から2月にかけての1カ月間、英国とベルリン旅行に行き、観劇や観光でしっかりと刺激を受け、様々な人と会うことで英気を養ってきました。
90歳を目前にした今でも、まだまだ新しい発見がたくさんあるそうで、毎日がとても刺激的だそうです。
仲代達矢の現在の家族構成は息子と娘と嫁
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仲代達矢さんは、1957年に同じ俳優座に所属していた女優の宮崎恭子さんと結婚しました。馴れ初めは、1955年に上演された舞台『森は生きている』での共演でした。
1962年に妊娠しますが残念ながら死産となり、その後子供ができなかったことから、宮崎恭子さんの妹である宮崎総子さんの娘である奈緒さんを養女に迎えています。当時の奈緒さんの年齢は4歳でした。
結婚後は宮崎恭子さんが演出家、脚本家に転身し、仲代達矢さんが主宰する無名塾では演出家・脚本家として夫婦二人三脚で難局を乗り越えてきましたが、宮崎恭子さんは1996年6月27日にすい臓がんで死去しています。
また、仲代奈緒さんの実の母である宮崎総子さんも2015年2月24日、特発性拡張型心筋症で死去しため、仲代達矢さんにとっての唯一の家族は仲代奈緒さん1人だけという状況です。
仲代奈緒さんは1973年12月11日生まれで、職業は女優でもあり歌手でもあります。
1982年(8歳の頃)に無名塾の舞台『マクベス』で舞台デビューを果たし、1991年に『きっと忘れない』で歌手デビューを果たしました。
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その後も女優活動と歌手活動を両立させ、1996年にはNHKの大河ドラマ『秀吉』で父親の仲代達矢さんと親子共演が実現しました。
そして2011年には、養母である仲代恭子さんの遺志を継ぎ、『ねねぷろじぇくと』という朗読劇中心の劇団を立ち上げ、主催者として多方面で活躍する傍ら、仲代奈緒さん自身が企画・制作・演出を手がけた『大切な人』『ロミオとシラノとジュリエット』を全国の様々な舞台で公演しました。
最近では、関西地方を主な活動エリアとしていて、『百年目のラブレター』、『大切な人』などの作品を毎年上演しています。
アラフォーになった今でも独身ですが、ライフワークである演劇と歌を思う存分楽しみながら、年老いた仲代達矢さんのことを常に気にかけている様子ですので、親子仲は良好であるものと思われます。
ところで、インターネット上では、仲代達矢さんに息子がいて、俳優の滝藤賢一さんだとの情報も上がっていますが、これは完全なデマです。
滝藤賢一さんは、仲代達矢さんが主宰する無名塾の塾生で、仲代達矢さんとは師弟関係にあります。舞台等で親子関係を演じたことが何度かある2人ですので、そのこととプライベートを混同した人が流した噂に過ぎません。
仲代達矢さんの一人娘である仲代奈緒さんに関する詳細は↓の記事をご覧下さい。
仲代達矢が現在主宰を務める無名塾が凄い
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無名塾が創設されたのは1975年のことですので、かれこれ50年近くにわたって演劇界に数多くの俳優を輩出してきました。
無名塾は授業料が一切かからず、仲代達矢さんから直々に演技指導を受けることができるということで、俳優を志す人達が殺到している劇団です。そのため、入塾審査の倍率が非常に高くなっていて、巷では劇団の東大とも呼ばれています。
かつては、役所広司さん(2期生、1978年入塾)、益岡徹さん(4期生、1980年入塾)、若村麻由美さん(9期生、1985年入塾)、滝藤賢一さん、真木よう子さん(いずれも22期生、1998年入塾)など、そうそうたる面々が無名塾に所属し巣立っていきました。
無名塾の今後について
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今でも演技指導は東京都世田谷区にある仲代達也さんの自宅で行われるのですが、昼夜を問わず全身全霊で塾生に演技指導をする姿から、仲代達矢さんの、後進に少しでも良い演技を伝えたいとの並々ならぬ意気込みが伝わってきます。
仲代達矢、現在84歳で、2年前にやっと借金返済か。無名塾のために、若手を育てるために大きな稽古場を立てた時の借金。鶴瓶さんのラジオでポロリ。
— sansdieu (@sansdieu01) December 18, 2016
指導者として力を注ぐ一方で、俳優としての活動にも一切の衰えはなく、2021年7月1日公開の映画『峠 最後のサムライ』にはキャストとして出演するなど、90歳目前の今でも映画界を引っ張っています。
90代を目前にしてまだまだ衰えることを知らない仲代達矢さんの、今後の活躍に注目していきたいと思います。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。