今回は、フリーアナウンサーの大塚範一さんについてご紹介します。
めざましテレビの司会者として長らく愛されてきた大塚範一さんですが、2011年に突如、急性リンパ性白血病のために降板を余儀なくされました。それ以降現在も港区の自宅で療養中で、復帰は未定だとか。独身で姪っ子だけが頼みの綱である大塚範一さんの近況を詳しく調べてみました。
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大塚範一は現在も港区の自宅で療養中で復帰は未定
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大塚範一さんがテレビの前から姿を消したのは、2011年11月のことでした。11月2日の放送から休業状態に入り、その後2012年3月末でめざましテレビを卒業しました。
2011年と言えば、3月11日に起きた東日本大震災がきっかけとなって引き起こされた福島第一原発事故があった年です。原発事故による放射能が原因で、大塚範一さんは白血病になってしまったのではないかと言われていたこともありましたが、福島原発事故と大塚範一さんの白血病に因果関係はなく、特に科学的な証明が行われたわけでもありません。
ですので、福島第一原発事故と大塚範一さんの病気はたまたまタイミングが一致しただけというのが真実だと考えられます。
2011年11月から休業状態に入った大塚範一さんは、現在も港区にある自宅で療養中だそうですが、そもそもあれだけ元気だった大塚範一さんを襲った病魔とは一体何だったのでしょうか。
大塚範一が現在のようになったのは急性リンパ性白血病が原因
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大塚範一さんを襲った病魔とは、急性リンパ性白血病で、長期生存率は15%から35%と低く、完治したとしても再発する可能性が高い病気だと言われています。
血液がんの1つで、小児に多い病気です。成人で罹患するケースは稀で、1年間の発症率は10万人に1人程度だというデータがあります。
急性リンパ性白血病の主な症状は以下の通りです。
白血球の数が減少することにより、細菌やウイルスやカビなどへの抵抗力が失われるため、発熱や肺炎などの感染症状が引き起こされる
赤血球の数が減少することにより貧血となり、ふらつきや体のだるさや息切れなどが起こる
血小板が減少することにより、鼻血や歯肉出血や皮下出血が出ることもある
急性リンパ性白血病は中枢神経に浸潤しやすいため、頭痛や吐き気や手足の麻痺などが出ることもある
闘病生活は過酷そのもので、多い時には抗がん剤を含めて1日に70錠から80錠もの薬を服用していたため、粘膜が弱くなり口中が血だらけになってしまうこともしばしばありました。
それ以外にも免疫力が低下したことが原因で、体のあらゆる部分に悪影響が出てしまいました。その中でも特に視力が急速に低下してしまったため、目の手術をしたそうです。
大塚範一は闘病中に母親と死別していた
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大塚範一さんは、急性リンパ性白血病の闘病生活をしている最中に、母親と死別していました。
急性リンパ性白血病の治療は、いくつかの抗がん剤を組み合わせた化学療法を行うことにより、寛解(骨髄検査や画像検査で白血病細胞が見られない状態)を目指します。
母親が亡くなったとき、大塚範一さんは抗がん剤治療の一環で無菌室のベッドにいて、外部の人は一切面会できない状態でしたので、母親の死に立ち会うことはできませんでした。
大塚範一が一時期行方不明になっていた?!
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大塚範一さんは、急性リンパ性白血病の治療をしている最中に、一時行方不明になっていたことがありました。
大塚範一さんの自宅マンションは港区内にあるのですが、そのマンションの住人や近所の人たちの間では、ここ1年ほど大塚範一さんの姿を見た人がいなかったため、行方不明になっているのではないかとの噂が飛び交いました。
また、めざましテレビを担当し、大塚範一さんと一緒に働いていた気心の知れたスタッフが大塚範一さんにメールを送っても返信がなかったことも、行方不明になったとの噂に火を付けました。
実際には行方不明ではなく、港区内の自宅マンションで療養中だったため、風邪をひかないように外出を制限していたということでした。
また、メールの返信が一切なかったのは、抗がん剤治療の影響で極度に視力が低下したため、メールやパソコン等の通信機器は極力触らないようにしていたからでした。
大塚範一が今後芸能界に復帰できる可能性がほぼゼロな原因は再発
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大塚範一さんが罹患した急性リンパ性白血病は、たとえ寛解状態となったとしても、治療を中断した場合は再発の可能性が高くなる病気です。そのため、地固め療法や維持療法といった化学療法を繰り返し行い、根治を目指す必要があります。
2013年10月5日にフジテレビ系で放送された『めざましテレビ20周年特別番組』に電話で生出演した大塚範一さんは、自身の病状について以下のように語っていました。
2013年3月に再発したため入院し、さい帯血の移植手術を受けたことが原因で血液型がこれまでのB型からA形に変わったことを明かしました。
移植手術をした当時の大塚範一さんの年齢は64歳だったため、主治医からは、この年齢で再発し移植することは奇跡だと語っていましたが、何とか難しい移植手術を乗り越えることができました。
さい帯血の移植手術が成功したおかげで、大塚範一さんの病状が良くなり、2014年5月4日にフジテレビ系で放送された『ワンダフルライフ』に出演し、復帰に向けて週に2日のペースでジムに通ってトレーニングしつつ、自宅療養中であることを明かしていました。医学的には寛解という状態だということで、復帰に向けた準備が着々と進んでいるかに思われました。
番組内では復帰に向けた意欲も見せていて、自分にとってはテレビの仕事以外ないため、適度に仕事をしながらゴルフをし、おいしいものを食べる生活をしたいと語っていました。
しかし、またも白血病が再発してしまい、復帰に向けた準備が振り出しに戻ってしまいました。
東京2020オリンピック競技大会(2021年に実施)のレポートにも意欲的だったようですが、そこに大塚範一さんの姿はありませんでした。
急性リンパ性白血病が完治するまでに要する期間は5年と言われていますので、2014年に再発してから順調に回復していれば、東京2020オリンピック競技大会に間に合ったはずですので、その後も再発をしてしまった可能性が高いです。
大塚範一は独身で姪っ子だけが頼みの綱
大塚範一さんは結婚しておらず独身です。念のため調べてみましたが、既婚歴もないようです。
ですので、現在の唯一の身寄りと言っても過言ではないのが姪っ子です。
この方は大塚範一さんの個人事務所の役員を務めている人物で、大塚範一さんがフリーアナウンサーとして活躍していた頃には、様々な雑務をこなして大塚範一さんをサポートしてくれていました。
そんな姪っ子のことを大塚範一さんはとても大切にしていて、周囲に対しては自分自身の遺産は全て姪っ子に託したいと語っていたそうです。
病気になってから自宅療養をするようになり、仕事面でのサポート業務は激減しましたが、療養生活を献身的にサポートしているのもその姪っ子だそうで、大塚範一さんは姪っ子のことを自分の子供同然に扱っているようです。
大塚範一が現在は終活中との噂あり
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先ほどもお伝えした通り、大塚範一さんの個人事務所は存続してはいるものの、休業状態が続いています。しかし2023年6月に入って新たな動きが確認されました。
事務所の商業登記の目的欄に、これまでには記載がなかった、”第三者が行う寄付活動のコンサルティング業務”という事項が追加されたのです。
この背景には、終活の一環としての寄付活動の企画や実行を委託した可能性が考えられます。会社に代行を委託することによって、その業務委託料を会社に支払った結果、大塚範一さん自身の個人マネーが減少し相続税が節税されるという副次的な効果もあり、相続税対策の一環である可能性も考えられます。
あくまで憶測ベースの話ではありますが、コンサル料として会社に個人マネーを支払い、寄付活動の企画や実行業務を委託するという行為は、資産家の間ではよく行われていることだそうです。
この噂を聞くととても寂しい気持ちになりますが、個人的には自宅療養と治療がうまく進み、急性リンパ性白血病を根治させ、またお元気な姿をテレビで拝見できる日を楽しみに待ちたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。