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今回は、歌手で女優の園まりさんについてご紹介します。
2024年７月26日に急性心不全で亡くなった園まりさん。これまでに一度も結婚歴がなく、子供もいない独身生活を貫いていました。園まりさんの未婚理由は何なのかを徹底考察してみました。また、晩年は老人ホームに入居していたとのデマが流れた背景についても調べてみました。
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園まりは現在まで未婚で旦那も子供もいなかった
圧倒的な歌唱力で聴衆虜にし続けてきた園まりさんですが、2024年７月26日に急性心不全のため、東京都内の病院で亡くなられました。
園まりさんは現在まで一度も結婚したことがなく、旦那も子供もいない独身生活を貫いていました。普段、テレビやステージに出演している園まりさんを見ていても、家族や生活感というのを感じ取ることがほとんどできないため、結婚していないことに関して違和感はあまり感じません。
とは言え、１人の人間であり女性でもありますので、結婚をしたいだとか、子供が欲しいと思ったことはなかったのでしょうか。どうして園まりさんは独身を貫いているのか、その背景を探るべく、園まりさんの生い立ちについて調べてみると、意外な理由が見つかりました。
結婚しなかった理由は仕事
園まりさんにはかつて結婚願望があり、結婚を本気で考えていた時期もありました。
しかし、父親がずっと家族に迷惑をかけてきており、父親と母親の折り合いが悪くなり両親が別居してしまいます。両親の別居を機に親子の絆が途絶えてしまっていたため、園まりさんは結婚か仕事かの狭間で揺れ動いた結果、最終的には仕事を選びました。
園まりさんが家計の大黒柱として働いていたため、家族のために自分の結婚よりも仕事を選んだということです。
園まりさんが芸能界デビューしたのは1956年のことで、当時の園まりさんの年齢は12歳でした。本名の薗部毬子名義で、キングレコードから『つゆの玉ころり』で童謡歌手としてデビューしました。また、岸惠子さん、有馬稲子さんと共にミシンの広告モデルとしても活動するなど、子供の頃から芸能活動をしています。
結婚しなかった理由は介護とその後の転機
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子供の頃から芸能活動をしていますので、若くして５LDKの大きな家を買い、母親と姉の３人で暮らし、姉が結婚して家を出ていった後は、母親との２人暮らしが長く続きました。年老いた母親の介護のために結婚したなかったと言えなくもなさそうです。
そんな生活をしていた折に、友人から別の世界も見てみた方が良いと勧められ、42歳の段階で人生初の一人暮らしをスタートさせました。友人が園まりさんに対して一人暮らしを勧めたのは、若くして売れっ子となったため、お茶の入れ方はもちろん、切符の買い方すら知らない現状だったからでした。
１人暮らしをスタートさせた後も母親と２人暮らしをしていた家はそのままにして、月に１回のペースで帰っていました。
家の中は物であふれ返っていて整理もままならない状態でしたので、手放すことは到底できませんでした。もったいないという思いはを抱えながらも固定資産税と光熱費を惰性で払い続けていました。
そんな園まりさんに転機が訪れたのは2020年８月でした。デパートで買い物をしている最中に転倒してしまい、膝下を骨折してしまったのです。
着の身着のまま入院し、１日３食の病院食は質素ながらも体にしみ入るものがあり、狭くて何の飾り気もない病室の居心地が妙に良く感じられ、退院してからは簡素な生き方ができればいいなと思考に変化が生まれました。
退院後は心機一転業者に依頼して、トラック３台分にもなる自宅とマンションにあった不用品を処分し、1DKのシンプルなマンションに移住しました。
入院したことを機に人生を見つめ直したことで、人間関係にも自ずと変化が見られ、自分にとって不要と思われる会食の誘いを断るようにした結果、本当に大切な友人がわかりました。
園まりさんにとって本当に大切な友人は、伊東ゆかりさんと中尾ミエさんで、かつてはスパーク３人娘として一緒に活動していたことがある旧知の関係にある人物です。
常にべったりという関係ではないものの、何かあると阿吽の呼吸でわかり合える大切な友人がいて、無駄なものを捨てたことで過去や未来へのこだわりが消えたと語る園まりさん。
必要な人以外とは付き合わないという思考になったことで、より一層結婚の必要性が低下したものと考えられます。
結婚しなかった理由は愛人
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また、園まりさんは若い頃から大物政治家の愛人だったとの噂があったり、作曲家の平尾昌晃さんと熱愛関係にあったとの噂もありますので、決して男性運がなかったわけではないのですが、結婚にまで至ることはありませんでした。
そして、園まりさんは若かりし頃に俳優の渡哲也さんに片思いをしていたとも言われています。園まりさんの歌手史上最大のヒット曲である『逢いたくて逢いたくて』が映画化された際に、その映画に出演していたのが渡哲也さんでした。
園まりが現在は老人ホームに入居しているとのデマが流れた理由
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園まりさんを検索すると、老人ホームという関連ワードが表示されます。早合点する人は園まりさんが老人ホームに入居したのだと勘違いするケースもあるようですが、正確には園まりさんは老人ホームに入所したのではなく、老人ホームを含めた福祉施設に慰問活動をしていたということのようです。
コロナ禍ではなかなか思うような活動ができていませんでしたが、最近では徐々に慰問活動の頻度が高まっていて、全国各地の福祉施設を訪れては生歌を披露したり、施設の入所者と触れ合ったりしています。
また、園まりさんには健康不安説が取り沙汰された時期がありました。2007年11月に乳がんが発覚したのです。幸いにも早期発見でがんが見つかった翌年2008年１月に入院し手術（乳房温存手術）を受けたことで完治し、現在は一度も再発することなく元気に過ごされています。
しかし、手術を受けた後の約５年間はホルモン療法の影響で、苛立ちやむくみなどと格闘する日々が続きました。そんな状況下で、むくみを解消することを目的としたウォーキングと岩盤浴を取り入れたことで徐々にむくみが解消していったそうです。
また、食生活でも抜本的な見直しを行い、これまでの肉中心の食生活から野菜や果物を積極的に摂取するように心がけた結果、乳がんを発症する前よりも健康な状態になることができました。当たり前のことではありますが、規則正しい生活は、健康でいるための必須条件なんですね。
園まりは現在も食欲旺盛で活動は不定期だった
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2023年３月28日に自身の公式ブログがアップされ、自宅近くの飲食店で生姜焼きランチを完食した様子が綴られていました。大盛とはいかないまでもかなりの分量のお米が入ったお茶碗を片手に持ちながら、大盛りの生姜焼きを食べている画像がアップされていたのですが、その食べっぷりに驚いたのももちろんですが、年齢からは想像もつかないような肌艶の良さにも驚きました。
晩年は、定期的な活動は行わずに、ご自身のペースで不定期に地方公演を行ったり、先ほどもお伝えした福祉施設への慰問活動を行っていました。
これからは、伊東ゆかりさん、中尾ミエさんとともに再びスパーク３人娘が見られる日が来るかもしれないと期待されていただけに、園まりさんが亡くなられたことを知って落胆の声が方々で上がっていました。
一時期は乳がんを患い、健康不安説が取り沙汰されたときもありましたが、元気に回復されたので、突然の訃報に驚いた人も少なくなかったようです。
生涯現役を貫いた園まりさんから、たくさんの勇気と元気をいただくことができました。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。